CGPI(企業物価指数)とは?
Corporate Goods Price Index(企業物価指数)の略でCGPI。
企業間で取引される商品の価格に焦点を当てた物価指数で、日本ではPPIの代替物として用いられています。
「国内企業物価指数」、「輸出物価指数」、「輸入物価指数」の3つの基本分類指数があり、月次ベースで日本銀行から発表されます。
特に国内企業物価指数に注目が集まります。国内企業物価指数においては、対象範囲外の商品を除き、企業間で取引される全ての商品(約1000品目)について調査され、加重平均を用いて指数値を算出します。商品の需給動向を敏感に反映する取引価格の動向(物価変動)を調査することで、景気動向や物価上昇の判断材料やマクロ経済分析のデフレーターとしても使用されます。
基準年度が5年ごとに改定されるため、短期的な変動の比較に優れている一方で、長期的な変動の比較には適さないというデメリットがあります。
CGPIの発表時期
CGPIは日本銀行によって、前月分速報値及び前々月分確報値が、原則として毎月第8営業日に公表されます。